2009年柔道練習記録

【7月13日(月)】
 現在、今野敏著『山嵐』集英社文庫を読んでいます。講道館四天王の一人と言われた西郷四郎、小説『姿三四郎』の主人公を題材にした小説です。
 今野さんは自分で古伝空手の道場を開くくらいあって、中々武道に詳しい。
 当然、小説中に加納治五郎も出て、柔道の革新性や柔道の技のポイントも出てくる。

 その気になって、久々に練習に行ったら続けて外掛けが2回連続失敗して自爆。どうなっとんじゃ。
 それでも思い切って無心に技を掛ける姿勢はやっとできてきた様な気がする。
 後は投げ技を出せるようにならないとやっぱり駄目だな。

 準備運動の段階で汗だくだく。練習を始める前に十分汗をかきました!
 練習終わったらぐったりでした。

【6月29日(月)】
 ちょっと油断すると1ヶ月経ちます。
 中国からの研修生の夕食の世話?で毎日大量に酒を飲んで肝臓が弱ったか、気力喪失。やる気が全くうせる。
 こうなると学校に行くのを嫌がる学生みたいなもので、柔道やってること自体を苦痛に感じる。
 やばいですね。この状態。
 
 これではいけないと自分自身の感情コントロールをしながら久々に練習に行く。
 もう暑いです。じっとしていても汗をかくのに。
 
 足技が結構効きました。しかし、3分×2ラウンドで手が完全に痺れてもう握れない状態。どんだけ強く握り続けているんだ。
 良い汗かきました。

【6月5日(金)】
 今日は寝技の練習と打ち込み。
 寝技はずっとしていません。最初に小さな女子中学生と練習。体慣らしのつもりで押さえ込まれてから逃げようとしたら、相手も手でバランスを取ったりして簡単に逃げられない。中々大したものだと感心する。
 大人や太目の中学生とも数ラウンド寝技の乱取りをするが、どう動いてよいのやら。
 息が切れまくって、握力もなくなる。
 家に帰って鏡で体を見ると上半身が打ち身で真っ赤。
 日頃使わない筋肉を使って、凄いけだるさ。
 空いた時間は打ち込み。釣込腰を中心に練習。釣込腰は柔道を習い始めた最初の頃、「あんたは体が硬いから背負投げよりもこっちの方が良いだろう」と教わった技。久々にビールが旨かった。

【5月27日(水)】
 前回の練習の疲れが取れません。
 全柔連の申し込みがあるので無理していきました。
 やっぱり途中から握力が無くなって、吊手や引手が十分に掴めません。

 高校生になったライバル君が来ていましたが、もう全然敵わなくなっていました。しかし、不甲斐ない戦い方をした自分自身に非常に腹が立ちました。この闘志がある間はまだ大丈夫かな。
 明日から地道に練習しよう。
 しかし、体はヨレヨレです。昼休みに1〜2km散歩しながら握力運動している時は、ここまで脱力しなかったので、効果があるのかな。
 7月に紅白があるので目指して頑張るか。

【5月13日(水)】
 油断すると直ぐ1ヶ月位休んでしまいます。
 今回の休みは、4月上旬から始めたダイエットの影響かな。まだ2kg程度しか減っていませんが、色々と肉体的な障害が出ました。脂肪が減るよりも筋肉がどんどん落ちていくような。特に足腰の筋肉の衰えが激しいようで、膝がガタガタで力が入らなくなったり。最近、体重減少も止まったのですが、肉体的な障害も気にならなくなったので久々に行きました。

 小学生の試合の団体戦のメンバーの発表があったのですが、「6年生 南」という先生の声に私は????。南といえば、確かこの前、幼稚園だったはず。
 そうです。長男と娘をこのクラブに連れてきた時、娘は確か、小学校4〜5年。それが今、高校3年。いや〜、まいりました。
 俺の存在は、クラブの子供達に一体どう映っているんだろう。進歩の無い駄目親父か、苦しくても諦めない努力の人か???

 今日は大人とも体重80〜90kgという中学生のY君とも、結構、力一杯乱取できました。
 瞬発力が発揮できないもどかしさや払腰で足を払われる感じを実体験。気持ちが良いですね。すっと足が払われて自分の体が浮いて投げられる感覚。自分は払腰のとき、相手の足を払ってないんじゃないかと6年経って始めて気がついた。馬鹿じゃなかろか。
 風呂に入るとき体を見たら胸や腕は真っ赤。腰が痛いが、気持ち良かった。

【4月6日(月)】
 いつもと同じく20時前に着いて、柔軟体操。
 今日は乱取りから始めるが、相手が探せずに3分1本置きに休みながらする。
 小柄な中学生のI君と今日初めて乱取り。I君の引き手を先に掴んだら、I君は吊手が掴めずに暴れまわる。小柄だが非常に力が強い。逆に力んでいるから体が剛体化して支釣込足も非常に良く決まる。それにしても非常に力が強い。I君の引き手を離さないように袖を握っているだけで腕が痺れてしまった。何か運動をやっていたんだろうと聞いたら、ラグビーをやっていたとのこと。

 柳原先生がちょっとと言うことで組んで動いていたら、「“歩み足”はいけない。基本は“継ぎ足”です。」と言って、軽く捻って倒される。「昔の日本人の歩き方は“なんば”ですよ。」と説明される。実際は“歩み足”、“継ぎ足”、“なんば”という言葉は使われていませんが、動きで説明されました。

 これで終わりかと思っていたら、3人交代の打ち込み。素早い動きで打ち込みをして、ブザーが鳴ったら実際に投げる。勘違いして、力強い打ち込みをして投げていたら息が切れまくる。

 今日は小学生一人に成人二人が入門。私と子供が最初に入門した時に比べたら、すごい増え方。もう入門して6年経ちました。

【4月3日(金)】
 左膝が回復しないし、最近は首も痛い。やっぱり年を感じる。
 20時前に道場に着いて、いそいで柔軟体操をする。小学生・幼年の部が終わったが残っている人数が少ない。

 中学3年も卒業し、新学年になった。何故か大人もいない。ということで今日は乱取りはなし。

 結局、打ち込み練習の基礎講習があって、タイミングを取る早い打ち込みではなく、受けを完全に崩す打ち込みを20回×5セット。
 一回一回受けを引きずり出すように全力で払腰の打ち込みをすると40回で息が上がり始め、60回目で腕がだるくなり、80回目で喉がカラカラ、最後の20回は満足に身体が動かない状態。

 膝が悪いのもあるが、身体の安定性が悪く、安定した打ち込みが出来ない。上手くなるには、きちっと安定した型での打ち込みが出来るようにならないと駄目だと反省。それにしてもきつ〜!1週間くらい体が痛くなるかも。


【3月11日(水)】
 先週の練習の後、左膝が急激に悪化して、感覚的には水が溜まり始める直前といった感じになりました。
 山はそれなりにセーブして歩いているので、ここ数年、山に行って膝が悪くなったことはないのですが、柔道はなぜか膝への負担が結構あるように感じます。投げる為に身体を回転させる時に負担が掛かるのか、相手の体重が負担になって膝に負担が掛かるのかは分かりません。

 今日は19時に会議が終わって、まだ仕事をしていて、気がついたら今日は水曜。金曜は外出するので柔道の練習に行けない可能性が高いので、今日は何が何でも行かねば。

 道場着は20時半。柔軟体操をして、打ち込みして、はい終わり。元々、膝が回復するまで養生するつもりだったので、乱取できなくても良いのです。まあ、柔道着を着て、皆の練習を見て、闘志を燃やす。

 しかし、小学生だった子供が高校生になって。今日は高校生が数人来ていました。練習を見ていましたが、もうかないませんね。動きの速さが違う。連続技がどんどん繰り出される。いいことですね。時が進んでいくのを感じます。


【3月4日(水)】
 1週間ぶりです。練習に行くよりも会社帰りに酒を飲んでいた方が楽なのですが、そうはいきません。決心したのですから。
 今日はあまり何も考えずにどんどん乱取りしました。
 相手が強くてぶん投げられるとこちらも怪我するかもしれないので「軽くお願いします」と言って練習です。

 その内、黒帯の社会人風の若者が「お願いします」と来たので、内心やばいなと思いながら組んだら、中3のライバル君でした。
 久々に見るライバル君は体格も良くなり、コテンパンに投げられました。投げられまいと力んだら防げたのかもしれませんが、まず、リラックスが今の私の課題です。最初は投げられてなんぼです。そういう意味では私も精神的に進歩したのかも。しかし、中学生もこうやってたくましくなって卒業していくんですね。良い事だと思います。

 中学女子とも乱取りしましたが、動きが素早く中々です。受身の練習と思って結構投げられてみましたが、技のタイミングが合ったときには本当にやばい感じです。

 今日は左膝の調子も良くなかったし、練習が終わった後、整理体操をしながら10分間くらい荒い呼吸が治まらなかったです。何かおかしい。
 しかし、柔道は良いです。何となく無心になってきました。


【2月25日(水)】
 2回続けて練習に来たことに柳原先生も「どうした?」といった表情。
 20時に道場に着くには、会社を19時前に出なければなりません。まだ、皆働いているのです。若い者は今日は真夜中に会社に帰ってくる予定。申し訳ないです。
 
 柔軟体操を終わって、中学生と乱取りしようと待っていたら、Nさんから声を掛けられ、練習することに。
 ずっと練習していないので、中学生相手に力まず軽妙に動く練習と受身の練習をしようと思っていたのですが、大人と練習するとどうしても力一杯力んでしまいます。ところでNさんは、このホームページが縁で入門したんです。ちょっとは柔道普及の役には立っているのかな。
 Nさんとの練習で完全に息が上がりました。軽妙になんて全然。駄目ですね〜。力抜かないと。

 後は社会人、中学生と腕に力が入らなくなりながらも何とか付いて行くのがやっと。女子中学生の背負投げで飛んで、男子中学生の払腰で本当に投げられ、気持ちい〜。まだ、受身の自身が無いが頭も打たなかったし、怪我も無く無事終了。

 家に帰って、酒飲んで、風呂に入って、今、この原稿を打ってますが、全身めちゃくちゃ疲れています。
 柳原先生に「ずっと練習してなくて、これ位動ければ、いいじゃないですか。ちょっと無理して続けて今年黒帯を取りましょう。」と言って頂きました。私も今年が黒帯挑戦の最後の年かと確かに感じています。体力の衰えも平衡感覚も体の柔軟性も確実に低下しているのを感じるこの頃です。

 ただ、今まで家で全然練習してなかったんではないですよ。自主訓練メニューを作って、ちょっとだけ基礎体力をつける努力はしていたのです。そのメニューは別の機会に公開します。


【2月23日(月)】
 今年初めての練習に行きました。
 柔軟体操をしていたら足が攣って、駄目ですね。
 今日は無理をするまいと皆の練習を見ていたら、先生が打ち込みでもしましょうということで大外刈20回、払腰20回したらもう完全に息があがりました。中学生と乱取りしようと待っていたら、あら〜終わってしまいました。
 要するに今日は柔軟体操と打ち込みだけ。まあ良いか。

 ところで昨日、佐藤忠之著「富木合気道の実力」ベースボール・マガジン社を買いました。別に合気道を始めるつもりではなく、立ち読みしていたら中に柔道創始者の加納治五郎の名前が頻繁に出てきたからです。加納治五郎がどういう柔道を追求していたのか、が書いてあるような気がしたからです。
 本は読んでも柔道の実力は伴わない。そこがまた楽しい。

柔道TOPページに戻る